なりきり女神 二日目 後半




 部屋にやってきた神官長が今日の予定を教えてくれる。神殿の案内や儀式などがあるらしいが、私が好きなように過ごしてもいいと言われる。儀式とかは面倒だし何かへまをしたら嫌なので、出る気がしないと言い、取り敢えず神殿の案内をして貰う。

 神官長が半歩下がった所に付き添いその後ろに護衛の人とお付きの人がぞろぞろ数十人ぐらいをしたがいて歩く。
 道を歩いていると、動物の真似をした人と数人を発見した。神官長は奇妙なモノを見るように見る。
「今朝から神聖な神殿内が賑やかになりましたね」
「……楽しかろう」
 明らかに嫌味を言われた。だって仕方がないじゃない。部屋に戻る途中、私の悪口を言う人たち四回も会った。
 その度に後ろにいるガードマンが不敬罪だと騒ぎたて、私が動物の真似をして過ごすように命令を下す。
 さすがに悪口言う人多すぎると愚痴ると、見せしめに一人首を刎ねようと匂わす言い方をした。
 冗談じゃないと断るといつの間にか、警備の人たちにその話が伝わったらしく、私の悪口を言う人を発見したら、動物の真似をして過ごすように指示した。そういう訳で、あっという間に神殿内が動物園化したのだ。
 こんなに私に対する不満が渦巻いていると、目に見えて分かるのは気分が良い物ではない。でも、見せしめに殺すとか言われたら止めるしかないじゃない。

 神殿内を案内されて、午前中を過ごした。
 広間とか図書室や普通の部屋もあるけど、部屋の真ん中に地球儀が浮いている部屋で世界の気候の変化を見られると言う部屋なんかもあって、博物館に来たような感じがして見て回るのは楽しかった。
 この世界には地球の様な文明機器は無いけれど、その代わりに魔法があるらしい。
 誰かが魔法があると断言した訳ではないが、地球儀が浮いていたり、灯りが火の玉の様なモノだったりするのに対して、筆ペンや分厚い紙を見るとそういう文明技術は発展していない様に思えるからだ。
  他にも朝見たメイドの手の荒れようや、少しやせ気味に見える人が多いのや、神官長やガードマンがすぐに剣を取りだしたのも技術が発展していないと思う要因。
 魔法があるなら、今の状況はさらに悪い方に行かないか心配だ。女神なんだから派手な魔法使ってよ、なんて言われたらどうしよう。なんとかごまかして後一日過ごすしかない。


 昼食が終わり、庭を散歩する事になった。なんとなく木々に元気がない、家で育てている観葉植物の方が綺麗だし、はつらつとしている。それに葉ばかりで花が見当たらない。
 変な庭だと思いながら、その事は口に出さなかった。もしかしたら、この世界では花は咲いたら取ってしまうとか変な風習があるのかもしれない。知らない事を暴露したくないから、庭についての感想はさすが日本人、と言う感じの曖昧な当たり障りのない感想を言う。
 広場につくと、空から何か大きな物が十体ぐらい降りてきた。
 驚いて見つめているとそれが、ドラゴンだとわかりさらに驚いて逃げ腰になる。大きさはワゴン車ぐらいの大きさ。羽を広げるとさらに大きく感じる。
 身体に人が乗れるように鞍の様なものが付いているのに気が付く。
 ずらりと並んでいるドラゴンの迫力に唖然としていると、横にいた神官長が軽く一礼する。頭を下げる瞬間、私を馬鹿にしたように鼻で笑ったのが見えた。瞬時にむかっとして、驚きがどっかに行ってしまった。

「神殿を守護する、竜騎士団の者たちでございます」
 神官長が紹介するとドラゴンが頭を下げる。そしてその背から人が降りて敬礼した。
 びしっと全員の動きが規則正しく揃う。鳥肌が立つほど圧倒されるかっこよさ。駅員や自衛隊員の制服もカッコいいと思うが、この騎士団が着ている服は比にならないぐらいカッコいい。
 紺色に袖口や襟に模様が刺繍され、膝ほどの少し長めの上着が風に軽く靡く様は、もだえたくなるほど素晴らしい。
 だけど、今思っている事を顔に出すなんてしたら、とってもまずい。カッコいいっと叫ばない様に、手を強く握る。
 神官長が静かに微笑んで、何か発言する様にと促してくる。
「御苦労。これからも良く勤めるように」
 一言述べると、また一斉に敬礼する。揃ったその姿はやっぱりカッコいい。
 それにしても、大きなドラゴンも見ているとかっこよく見えてくる。これ、火とか氷とか吐いたりするのかな。触れてみたくなるけど、口から見える牙が恐い。いくら、女神だと言っても下手に触って噛みつかれたら嫌だな。






 ドラゴンを見た後、神官長や他の人たちは礼拝があるからと私の元から下がって行った。本当は私も礼拝に誘われたんだけれども、細かい作法を知らない事がばれるのが嫌だったので断った。
 神殿と言うだけあって大体の人が礼拝に参加するらしく、私の後ろにずらずらと付いていた数十人は居なくなって、今一緒に居るのは今朝から一緒にいるガードマンが二人いる。ガードマンは話しかけない限り、私の三歩後ろを歩いている。
 だれかに付きまとわれるのには慣れていないけれども、別に害にならないから気にもならない。
 折角、異世界に居るのだから、自室に籠っているのはつまらない。神殿内を歩き回っていろんなものを見学したい。出来れば町に出てみたかったけれども、馬車に乗らない限り森に囲まれたこの神殿を出る事が出来ないらしい。


 神殿のどこかから歌が聞こえてくる。何人もの合唱で、もしかしたら讃美歌の様なものなのかもしれない。確認してみたいけれども、そんなこと聞く訳にもいかない。
 白を基調とされた神殿の静粛な雰囲気と聞こえてくるゆったりした歌に良くあっていて、歩いているだけでとてもいい気分になって来る。

 散歩を楽しんでいると、庭で何かを拾っている少女を発見する。手に持っているのは書類で、まだ何枚も庭に散らばっている。風に煽られて私の近くまで飛んでくる。私も廊下で転んで書類をばらまいた事があったなぁ。
 あれって結構恥ずかしいし、まわりの人が素通りしちゃったり、蹴って汚されたりってするのよね。で作った書類を作り直しになったり、上司に怒られたり。
 私は書類を拾うと、庭に居る少女に届けに行く。その最中も近くに落ちている書類を拾いながら行く。
 後ろの居たガードマンは私に拾わせないように機敏に動いて書類を拾っている。
 ガードマンが書類を渡すように手を差し伸べてきたので、渡すと彼が変わりに拾っている少女に渡す。
「ありがとう。助かりま――――! 失礼いたしました。お手をわずらわせてしまい申し訳ありません」
 私が誰だか気が付いて、書類を拾っていた少女はその場に平伏する。この子、昨日神官長を庇ったラユって呼ばれていた子だ。
「よい。妾の気まぐれじゃ。そなたは、礼拝には参加せぬのか?」
「私はジャシャで御座いますので、礼拝には参列致しません」
 ジャシャってなに? 神官の位? 信者の位? 民族? なんだか分からない。でも女神ならジャシャが何か知っていて当たり前だよね。
「そうか。書類は全て揃ったのか?」
 まだ、草むらに落ちている書類が見えた。喋っている間に飛んで行っては大変だ。私が取りに行きたいけれども、女神だから後ろに控えているガードマンに視線を送り書類を取ってこさせる。
 他にも在りそうなので探させると、ラユが慌てて自分が拾うから大丈夫だ、聖騎士に雑用をさせるなんて恐れ多いと言っていたが、些細な事だと思ったので無視した。
 でも、この私に付いている二人のガードマンは聖騎士って呼ばれるものなのね。騎士に聖が付くとなんだか偉そうだな。女神に仕えている騎士をそう呼ぶのかな。
 
 全ての書類を拾い終わり、散歩を再開させようとしたら、ラユが話しかけてきた。
「話しかける、ご無礼をお許しください。恥ずかしながらユーデリの女神様の事を誤解いたしておりました。ユーデリの女神様は誰にでも隔たりのないお方なのですね」
 書類拾い手伝ったぐらいでなんだ? 昨日の私の態度を一掃できるほどの出来ごとじゃないだろうに。
「明日が今から待ち遠しく思います。どうかユーデリの女神様のお慈悲がエイゼリアの人々に降り注ぎますよう、心からお祈りいたしております」
 胸の前に手を当てて膝を付いてお辞儀する。多分これがここの人たちの祈りの形なのだろう。
 そう思っていたら、後ろのガードマンもとい、聖騎士の二人が前に出て来てラユに剣を向ける。
 な、何で剣を出しているの!? 今のラユの行動で何か不味い事でも合った? 普通に喋っていたように見えたけれども、何がこの聖騎士の癇に障ったのかさっぱり理解できない。
「分をわきまえよ!」
「ユーデリの女神様に願い請うとは、何たることか!」
 何が何だかさっぱり分からないけれど、よく分かった事がある。
 この聖騎士の二人、血の気が多すぎる。もう少し冷静に話し合うと言う事が出来ないの? そんな感情をすぐに露わにしていたら、現代日本にいたらやっていけないよ。これじゃ、護衛と言うより口うるさく煽るのが好きな腰巾着。
 もしかして、神官長の指示でわざとこんな性格の聖騎士を配備して私に嫌がらせをしているのかも。

 とにかく直接、私に慈悲があるようにって祈った事が気に入らないんだよね、きっと。それとも、『ジャシャ』が直接願い請うことがいけない事なのかな?

「剣をおさめよ。妾は気にしておらぬ」
 また、威圧的に女神様になりきって言ってみる。だけど、聖騎士の二人は引き下がらない。
「しかし、これは戒律違反で御座います」
 戒律違反? 一体どんな戒律があるっていうの? もしかして、願い請うって事が戒律違反なの?
 さっぱりわからない。自分の知識外の世界にいるって苦痛だ。
 しかも、自分の所為だけれども、それなに? と簡単に聞く事が出来ない。人の動きや言葉を推理して、推測で行動しなければいけない。
 いっそのこと聞いてみようかな。いや、いや。早まっては駄目。ここで知らないとばれる事があれば、即効神官長に話がまわり騙していたとか言われて殺されるかもしれない。
 きっと神官長なら嬉々として殺す。
 それは、避けなきゃ。あと一日で家に帰れるんだから、うまく切り抜けて今日はさっさと寝よう。うん、それが良い。
「ならば処するか。妾が気にせると申した事を、そなたたちは処すのか」
 出ました。俺様ルール。俺が良いって言ってんのに、てめーらガタガタ言ってんじゃねーよ。って感じ。
 さすがにこれは聖騎士の二人にも効いた。二人は言葉に詰まった表情を見せて剣を閉まって胸に手を当てて敬礼の様な形をとる。
「失礼いたしました」
「分かればよい。……ラユよ。妾の気まぐれは一度しか起きぬ。よく覚えておく事じゃ」
 一応、一回きりの気まぐれである事を教えておく。戒律違反が横行したら困るしね。ラユはさっきした祈りの形を静かにゆっくり深々とした。



 なんとか、今日一日が後少しで終わる。変わったごちそうを食べて、出されたお酒はほどほどに飲んだ。またゆったりしたお風呂を用意させて、高級エステ並のマッサージを受けて後は寝るだけ。
 なんだか色々気疲れする一日だったけれども、それも後一日。この調子なら、明日も大丈夫だ。

 安心しているところに、入室許可の声がかかる。その人物が神官長で、入れたくないと思う。こんな夜更けに、女性の部屋に来ていいと思ってんの? 用事なら四六時中一緒にいたんだからその時に言えばいいのに。
 もう寝るから明日にして、と声をかけるが、神官長はそれを無視して扉を開けて入って来た。なんて図々しい。
 椅子に座ってくつろいでいた私の前で静かに一礼する。

「今日一日、心地よく過ごされましたでしょうか」
「そうじゃな。そなたたちのもてなしは、なかなかであった」
「それは喜ばしい事で御座います」
 うっすら笑っているけれども、神官長。目が笑ってませんよ。
「ユーデリの女神様。下女がエイゼリアの祝福があるように請われたようでありますが、どうぞお気に慣らさないように」
 下女ってラユってこの事だよね。なんで態々気にするなって神官長が言いに来たんだろう。そんなに悪い事だったのだろうか。
「エイゼリアは罪を犯した者が行く罪人の地で御座います。さらにジャシャは罪人の肉親を持った者を指します」
 やばい。もしかして、知らないって事が顔に出ていたのかもしれない。『ジャシャ』がなんだかわかったけれども、知らないと言う事が神官長にばれたのは、危険だ。
「だからなんじゃ」
 神官長に笑みが強くなる。
「今申した事が、偽りである事はご存じでありましょう」
 なに!? かまかけられたってこと!? なんて性格が悪い神官長なの!?
 親切心から説明したはずはないと思っていたけれども、私がうろたえるのを楽しんでいるように見える。
 動揺を抑える為に座っている椅子の肘掛けを強く握る。
落ち着け。とにかく、動揺して余計な事をしゃべれば神官長の思うつぼだ。
「そなた、妾と言葉遊びがしたくて来たのか?」
「いえ。ユーデリの女神様がこの地に付いて熟知しておられない様なので、お伝えしなければいけない事があり参りました」
 静かに一礼する神官長。

 嫌な予感がする。背に嫌な感じの汗が流れる。こんな風に神妙に話そうとする事が良い事の筈が無い。
 この場から、逃げてしまいたい。
 神官長の話さなければいけない事なんて聞きたくない。

「ユーデリの女神様が滞在される期間は三日と伝えた事を覚えておりますか?」
 私は頷くように息を飲む。もしかして、違うとでも言うの? 神官長以外の人にも確認した時、皆三日間しかいられないって言ったよ。それが違うの?
「二日間私達は、ユーデリの女神様に誠心誠意仕え、ご満足いただけるよう致しました」
 滞在期間が間違いである事は告げない。と言う事はやっぱり三日間なのだ。少し安心する。
「三日目は私達の願いを、ユーデリの女神様が叶える日で御座います」
「……ユーデリの女神が願い叶える日?」
 ど、どういう事? この人たちの願いを叶える日って、何それ。
「さようでございます。私どもはそれを叶えて頂く為にユーデリの女神様にご降臨を願いました。そして私達の願いは届きユーデリの女神様はご降臨なられました」
 そんなこと言われても、ここに来たのは癒しの石を額に当てて寝た所為で、別に貴方たちの願いを叶えたいから来た訳じゃない!
 
「二日間満足いただけたと申されて安心いたしました。明日が今から待ち遠しく思います」
 静かに微笑んで一礼する。顔から血の気が引いていくのが分かる。
「……ね、願いとはなんじゃ?」
 声が少し震えてしまう。
「それは声に出してお伝えする事は出来ません。願いとは口にすれば叶わなくなるものでありましょう。私どもはいつも、その事を心の中で想い祈り、ユーデリの女神様にお伝えしてまいりました」
 思っただけで伝わってくる訳ないじゃない! その願いがなんなのか分からないのに、叶えるなんて無理に決まってる。
「ユーデリの女神様に私達の願いを叶えて頂ける事を楽しみにしております」
 神官長が静かに一礼する。
「も。もし、願いを叶える事が出来なければどうなるのじゃ?」
「まさか、そのような事態は起こり得ない事でごさいましょう。……ですが、ユーデリの女神様の地上に降臨される時間は定められておりますゆえ、時間になれば天界へとお戻りになられるでしょう」
 そうか。良かった。じゃあ、願いを叶えなくても時間になれば、家に帰れる。
 ビビらせないでよ。様は、願いを叶えようとするふりでもして時間を過ごせばいいのね。それなら、私でも出来そう。

「……正午までに願いを叶えられなければ、民や神官がどのように動くかは私には想像できません」
「……どういう意味?」
「ユーデリの女神に誠心誠意仕えたのにもかかわらず、私達の願いを叶えられないとなれば、不満に思う者も出る恐れがあります」
「暴動が起きるかもしれないと?」
 神妙に頷く神官長。
「人々が集まり不満を唱えれば、どのような結果になるかは……」
 この神殿内にどのくらいの人がいるだろう。礼拝堂から出てくる人たちを見たけれども、少なく見積もっても五千人は居た。その人たちが、暴動を起こして襲ってきたら、私一人ぐらい簡単に……殺される。そんな事想像したくないのに、魔女狩りの映画が思い出される。
 一人に無数の人が暴言や石や唾を吐き、板に杭で打ちつけられ、火あぶりにされる。
 いやだ。
 恐い。
 なんで、あんな映画見てしまったのだろう。
 自分がされる側にまわるかもしれないなんて思いもしなかった。

 あぁ。そうか。
「女神の降臨数と女神の継承数が合わない訳。そういう事なの?」
「願いを叶えられない者は女神ではありませんので」
 微笑む神官長を見てぞっとした。私がユーデリの女神の八代目って言ってた。でも、記録に残ってる女神の数は四人。
女神になれなかった三人はどうなったの?

 願いを叶えられなくて殺されたって事?

「ですが、そのような懸念は無用でしょう。それでは私は下がらせて頂きます」
 静かに一礼する。
「それと、先ほど述べたエイゼリアとジャシャの話は偽りではなく本当の事で御座います。試す様な事をして申し訳ありませんでした」
 何が本当で、何が嘘なのか、混乱する頭では理解できない。

「私達の願いが叶われる事を心待ちにしております」
 一礼して部屋から出て行く。

 あぁ。どうしよう。なんて事なの。

 今ここで、死んだらどうなるの? 家にちゃんと帰れるの? それとも魂が死んで、日本にある私の身体は脳死のような状態になるの?

 分からない。何も分からない。
 逃げなきゃ。ここから。今すぐに。
 窓に走って下を見る。そうだ、ここは推定三十階建てのぐらいの高さ。ここから下りるなんて無理。
 扉に駆け寄って、開けようとするけれども、鍵がかかっていて開かない。
 出してほしいと、頼んでも、何度頼んでも扉が開く事は無い。神官長が開けない様にって指示をしたのだ。
 扉を狂ったように叩き続けて、泣き叫ぶ。

 何が願いか教えてくれ無いって言うのに叶えるなんて無理だ。

 気楽な異世界二泊三日旅行とか考えていた自分が馬鹿だった。
 世の中にそんな甘い話がある訳なない。
 もっと用心深くすればよかった。そしたら、のんきに神殿生活を送ろうなんて思わなかった。すぐに逃げ出して、森で残りの日数隠れて過ごした。
 どんなに、自分の行動を後悔しても後の祭り。
 逃げ場を失って、私に出来るのは明日の事を考えて嘆く事だけ。



 彼らが、神に願って叶えてもらおうとした事って一体なんだろう。
 せめてそれが分かれば……。






top≫ ≪menu≫ ≪back≫ ≪next



2010.7.29

inserted by FC2 system